
ライフステージで学ぶ銀行を活用し、銀行見学に備えて、銀行についての理解を深める2時間の授業が実施されました。
ローン&クレジットのABCを用いて生活とお金との関わりについて学ぶなかで、貸出を行う銀行の役割については触れてきましたが、銀行について、さらに学び進めていきます。
10時間目授業のはじめでは、12月に銀行見学が予定されている百十四銀行について調べました。
- 香川県高松市に本店を置く地方銀行
- 香川県の指定金融機関
- 明治11年 国立銀行法に基づき、第百十四国立銀行として許可
- 創業以来、常に香川県内最大の銀行として存在する
- 店舗数123 など
生徒にとっても身近な銀行のようですが、その成り立ちや地域における役割など、ホームページで公開されている情報を収集しながら、銀行像をつかんでいきます。
続いて、ライフステージで学ぶ銀行p3の「チャレンジ口座開設」の問題を考えたり、調べる作業を進めていきます。自分に合った銀行を見つける重要性、定期性預金と流動性預金の違い、金融商品の3つの指標など、今まで知らなかった銀行のことが見えてきたようです。 また、先生からは、為替や支払手段としての預金についての説明がありました。
生徒のまとめ
- 銀行にも個性があることが分かった。普通預金は生活のなかで一番利用しやすい貯蓄だと思う。
- 大学進学と同時に口座を作ることになると思うので、とても参考になった。よく考えて事前に準備や下調べをして銀行を選び利用したいと思った。
- 銀行を選ぶところから将来につながっているので、簡単に決めずにしっかりと調べたうえで利用していきたい。また預金するにしても種類があるので、自分にあった管理をしていきたい。
銀行についての授業2時間目は、「銀行の機能・役割」「貸出(ローン・クレジット)」について調べていきました。
ライフステージで学ぶ銀行p12~17を読み込み、各自まとめていきます。
家計、企業、国・地方公共団体が経済三主体であること、銀行は資金を仲介していること、振込や手形・小切手などで資金決済を行っていることが分かりました。
商業科では決済については学んでいるようですが、改めて、物やサービスの売買をすると、売った人に代金を受け取る権利、買った人には代金を支払う義務が生じ、代金の受け払いをしてこの債権と債務を消滅させることを決済ということや、決済における銀行の役割についても確認することができたようです。
また、信用創造機能の理解をとおして、銀行は預金を貸出して社会全体で使うことができるお金を増やす役割を担っていることも確認しました。
最後に、百十四銀行の見学にあたって、自分が知りたいことを書き出しました。
- ATMの中の仕組みが知りたい
- 強盗に遭った場合の対策を知りたい
- 銀行の仕事について目で見て学びたい
- 金庫にはいくらぐらいのお金が入っているのか知りたい
- 授業で学んだことを思い返しながら、担当者の話を聞く
- 預金や貸出の利息は誰が計算しているのか知りたい
今まで学んできた内容について、実際に銀行で確認したり、銀行員から話を聞くことができるということで、具体的な内容が書き出されていました。