
生徒の感想
- うまく生活設計・マネープランを立てる方法、立てる時どう気を付ければ良いかが分かった。やっぱり自分の人生の選択というものは、人生において大切な事だというのが印象に残った。この金融経済教育を通して、自分の生活設計はどうするかがだいたい見当がついたので良かったです。
- 収入と支出のバランスを考える。支出の優先順位をつける。生活設計を立ててみる。
「今」だけでなく、先のことも考え、判断する。「自分の収入と支出を考え、生活設計を立ててみること!!」が大切。 - 「貯める」というのは大切だが、「使う」ことも大切。
「借りる」ということは「返す」ということを頭に入れること。 - 自分の収入に合った範囲で、やりたいことをやる。
使い過ぎず、使わなさ過ぎずという感じに臨機応変に使う。
「借りる」は本当に慎重にしないとダメだと思う。ちゃんと自分が返済できる範囲で責任を持って借 りること。 - 自分の職業や収入に見合った計画を立てる。あまり無理や難しいことはせずに、自分の幸せ感なども考えて生活設計する。
一気に億万長者になるかけごとや宝くじの生活よりも、少しずつだけど自分に合った貯蓄をしていくこと。
先生の感想
今回の授業は、公民の「経済」分野の導入として行いました。
「お金」は稼ぐものではなく、小遣いとしてもらうものである生徒たちに、マネープランやその土台であるライフプランの重要性を認識させることが大切であり、それを主眼としました。
「生活設計・マネープランゲーム」については、年代ごとに様々なライフイベントがあり、想定外の出費がある一方で、家や車の購入については自身で選択できることなどを学び、「一生のお金」について大観できたのではないかと考えます。
この教材の面白いところは、「貯蓄額」がたまれば「思い出ポイント」がたまりにくいという点です。ともすれば、貯蓄額を競うものになりがちですが、生徒たちの感想の中で、「貯蓄額だけで、面白くない人生でした」のようなものがありました。
社会科の教師として、金融のメリット・デメリットだけでなく、社会全体の「お金の循環」を考えた、「消費すること」の大切さも押さえなければならないと感じました。
ともすれば単調になりがちな経済の分野の授業ですが、視聴覚教材やワーク、カードゲームなど、変化に富んだ授業となり、生徒たちも意欲的に取り組んでいたと感じました。
このような機会を設けていただきありがとうございました。