
5時間目授業は、授業のまとめとしての「生活設計・マネープランゲーム」です。
1時間目は6班に分かれての実施でしたが、一人ひとりの参加意識を高められるよう9班に分かれての実施となりました。
今回の人生では、①班で1人の人生を体験するので名前を決める、②イベント&アクシデント以外は全て選択とする、ということが藤林先生から説明されて授業が始まりました。
20歳代で収入と基本生活支出を決めながら、主人公の名前も決めてプリントに記録していきます。1時間目のゲームで、生活設計(結婚・子ども・家や車の購入など)によって特に支出に大きな差が出ることを知っている生徒たちは、収入と基本生活支出も簡単には決めません。思い出ポイントに重きをおく班では、あえて収入を低く設定していました。
30歳代では全ての班が結婚を選択しましたが、子どもの人数で迷いが多く見受けられました。子どもが多いとその分支出も増えること、反対に思い出ポイントも増えることなどを思い出しながら進めていきます。家や車の購入は、それまでの貯蓄額に応じた選択をしていきました。
保険に入るかどうかを決めた後、イベント&アクシデントカードを引きます。病気で休職のカードを引いた班では、病気になるような働き方はよくないなど、働き方についても考えるようになりました。
この後、40歳代・50歳代と人生が進んでいきました。藤林先生の指示がなくても自分たちでゲームを進めていくことができています。今回は退職金の選択はなしということで、50歳代でゲームを終了し、各班の結果をホワイトボードに書いて発表していきました。
堅実な人生を設計した班、多額の借金が残った班など様々な人生となりました。
(生徒の感想)
- ちょっとお金を貯めすぎたから、もっといろんなことに使えば良かった。
バランスを取ったつもりだったが、あまり思い出ポイントがたまらなかった。 - 子どもが3人いたけど、一度も借金をしなかった。思い出も子どもがいたからたくさん貯まった。でも、子どもが3人だったのでマンションでは少し狭かった。
- 貯金も思い出もそこそこにあって、そこそこ楽しい人生だった。
- かなりお金は貯まった。でもそんなに切り詰めた訳でもなく、楽しく生きられたからよかったです。お父さんは忙しいけれど、子どもと3人で楽しく暮らせると思います。
まとめとして、藤林先生は「収入と支出のバランスを考えた生活設計」や「雇用形態別の賃金」についてスライドを使って説明し、一人ひとりがよりよい人生を送ることができるよう、学んだ内容を自分のものとして活かしていって欲しいということが伝えられ、授業は終了となりました。