金融経済に関わる組織

株式会社

株式公開って、なに?

株式による資金調達

株式会社には、「株式を公開していない会社(未公開会社)」と「株式を公開している会社(公開会社)」という2つの種類があります。
「公開会社」は、証券取引所に株式を公開(上場)して、投資家がいつでも株式の売買ができる会社のことで、「未公開会社」とは株式を上場していない会社のことです。

では、何を目的に株式公開をするのでしょう。その、もっとも大きな理由のひとつが「資金調達」です。
株式会社を設立した当初は、会社の創業者や創業者の親せき・知人、あるいは取引に関係がある人などが株主となるのが一般的です。
会社の事業規模が小さければ、これらの人たちから集めた資金だけでできますが、大きな事業をするには、工場を建てたり機械を買ったりと、いろいろとお金がかかるので、親族や友人・知人だけで資金をまかなうことはできません。
そこで、株式を公開して、一般の人たちにも株主になってもらい、その人たちが提供してくれる資金(出資)で事業をしようとするのです。
ただし、すべての株式会社が株式を公開できるわけではありません。株式を公開するには、株式が売買される市場(証券取引所など)ごとに設けられた一定の基準を満たして、その審査に合格する必要があります。
株式を公開すると、事業資金を集められるだけでなく、信用度や世間一般への知名度も高まることになるため、より有利な事業展開ができるようになります。
株式会社の経営者にとって株式公開はひとつの夢であり、より大きな会社になるためのステップでもあるのです。

株式会社のうち、一般の人たちが株式を買うことができるが「公開会社」なのね。

株式を公開すれば知名度も上がり、株主になりたいという人も増え、資金が集まりやすくなる。株式公開後にどんどん成長している会社も多いんじゃ。