金融・証券用語集
ファンド・オブ・ファンズ
(ふぁんど・おぶ・ふぁんず)
意味
1つのファンドが複数のファンドへ投資する「外部委託型投資信託」のこと。
解説
一般的に投資信託は、投資家から集めた資金を直接証券市場等で運用しますが、ファンド・オブ・ファンズでは、既存の複数のファンドに投資し、それぞれのファンドから得られる投資成果を投資家に還元します。
ファンド・オブ・ファンズのメリットとしては、
・複数のファンドに投資するためリスクが分散される
・株や債券等得意分野の異なるファンドマネジャーの運用力を活用できる
・当初の資産残高が小さくてもほかの大型投信に投資することで規模の利益が得られることなどがあります。
ファンド・オブ・ファンズでは、各ファンドへの資産配分を変えることによって安定運用や積極運用等、投資家の資金性格に応じた運用が可能になります。代表的なものにライフサイクルファンドなどがありますが、米国においては、すでに確定拠出年金の有力な受け皿商品となっています。日本においても、確定拠出年金制度の運用商品として注目されています。